2023年度、地域別最低賃金の全国加重平均が1,004円に。

先日、2023年度の最低賃金額と改定(発行)年月日が正式発表されました。

全国加重平均額が1,004円となり、はじめて1,000円を超えました。全国加重平均額の引上げ額は43円で、前年を上回る過去最高の引上げ額です。

東京都:1,113円 神奈川県:1,112円 埼玉県:1,028円 千葉県:1,026円 大阪府:1,064円

47都道府県の最低賃金額と改定(発行)年月日は以下をご確認ください。

参考|厚生労働省『地域別最低賃金の全国一覧』
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

最低賃金とは、法令で定められている、労働に対して支払わなければならない1時間あたりの最低限度の賃金をいいます。
企業は、正社員、パート・アルバイトなどの雇用形態に関係なく、すべての従業員に最低賃金以上の賃金を支払わなければなりません。

雇用契約書が最低賃金を下回っていたとしてもその部分は無効となり、法令等で定めている最低賃金が適用されます。
最低賃金を下回る賃金を支払っていた場合は、50万円以下の罰金が科せられることもありますのでご注意ください。